4.0 テルマ(2017)の脚本家が監督にまわってつくった映画。 少女アイダは引っ越し先の団地でテレキネシスやテレパシーがつかえるベンやアイシャに出会う。自閉症の姉アナも精神感応ができるようだ。 当初はあそび仲間だったベンはサイコパス気質があり、能力をつかって人を傷つけるようになったので対立する。 道徳倫理や社会通念のない子供が凶悪な能力をもっていることが、きちがいに刃物のような様相を呈し、見ていてすごくはらはらした。息詰まる映画だった。 映画は見たままの印象で、いじめや無理解な大人などの寓意は読み取れるものの、とくに明らかなメッセージにはなっていない。 が、子供らは大人の理解できない高度な能…